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『トロン: レガシー』(2010年)、を観た。

『トロン: レガシー』
ジョセフ・コシンスキー監督
2010年 アメリカ

2020-0906-Tron Legacy-1



思った以上に『Daft Punk』の音がイマイチでした。全部やってんすかね、音の部分は。もうちょい、ミニマルみたいな音があっても良いかな、と。

監督昨日に引き続きジョセフ・コシンスキー監督です。コレ、観た気になってただけで観てませんでしたね。ま、よって全部観たことになります。で、現段階でわかったことがありました。

先に言うと、監督の得意?とするCG、ダメじゃないけど、そこ以外が良い、

です。

結論から言うと、僕はジョセフ・コシンスキー監督、

大好きです!!!

ダメ?な点も含めて。

ある意味、代表的な過去のSF映画総ざらい!!!

になってましてね、

え~っ!!!こんな話だったっけ?

つってね、全っ然、ファースト覚えてねぇ。

元の、ファーストの『トロン』(1982年)も、DVDを持ってんですけど、最後に観たのもカレコレ17年ぐらい前なんですよ、HPに書いたのでちゃんと調べればいつか、しっかりわかりますが、多分それぐらい前です。その時、既に観るのも2回目ぐらいで、そのまた数年後に、やっぱりあの絵(映像)は半端ないな、とDVDを買ったんです、が、買っただけで観なおしてないんです。また観なおしてみようと、買ってまだ1週間経ってないプレイヤーに入れたら「地域がちげーから見れまテン」と。バカか。他のは問題なく観れます。仕方がないから借りて来ましたよ、TSUTAYAで。またですよ、「地域がちげーから見れまテン」。ディズニーのコピーガードみたいですね、どうやら、・・・ディズニー、殺す!!!バカじゃねぇの?僕は未来永劫ファーストは観れません、なのか?データで買うのは嫌だ!!!ディズニーに送り返そうかなぁ・・・。まー、ファーストのビジュアルを最初に観た時の衝撃たるや!!!でしてねぇ。。。中3でしたけど、本当に衝撃でした。こんな世界があるのか、と。

「グリッド」というゲーム内?コンピューター内?に入ったら、バグ?だか不完全プログラム?だかに思われて捕まってしまう主人公サム(ギャレット・ヘドランド)、連れて行かれるんですけどね、ピラミッド型の建物に向かうんです、「えっ?ブレラン?」つってね。

天才な親父が20年前に失跡、「グリッド」内で悪い奴になってんです、クルー(ジェフ・ブリッジス)なんて名前で。若い時、20年前の親父の姿です。でも、その感じ、何かっぺっーな、、、と。まんまダース・ベイダーなんです(笑)。いる場所はファーストの『スター・ウォーズ』(1977年)でのラスト、ルーク・スカイウォーカーとレイア姫がいる宇宙船の居間?窓枠?に似てんです。

ん?もう一人親父が?出て来ます。ジェフ・ブリッジスの一人二役です。ちゃんと20年分年取った状態で名前も役名のケヴィンです。ジェフ・ブリッジスはファーストにも出てます、同役柄で。しかし、全く記憶にない。こっちの親父は良い奴で座禅組んでて白い服なんか着てんですよ。オ、オビワン・ケノービじゃねーかよ!!!すと、「おー、大人んなったなー!!!」なんつってサムと20年ぶりに抱き合うと、飯でも、なんつって飯食うんですがね、、、その場所がまんま『2001年宇宙の旅』(1968年)の終盤、デヴィッド・ボウマンがあっちに行った、な、あの部屋なんです。

ケヴィンが言うにはクルーは自分が作ったもう一人の分身で、俺だ、と。俺のまた別の一面・人格なんだ、と。これまた、まんま『スター・ウォーズ』のダーク・サイドですよ。

さらに、ラスト出口に向かう!でクルー一味に終われて戦闘機?で戦うんですがね、『スター・ウォーズ』ですね。

等々、、、。

でも、これらは全部、別に、全然良いんです。何かっぽくても。ぽい、って言うかハッキリしてんですけど。

主人公サムがまだ「グリッド」内に入らず、現実世界での序盤、それから、「グリッド」内から脱出に成功し、クオレと現実世界に戻ってからのラスト1~2分、

が、

非常に、非常に、良かったんです。

映画は、ラストが良ければそれまでがダメでも全然良いんです。

つまりは、多分この映画のメイン?であろう、CG?3D?の「グリッド」内のアクション・シーンなどは丸ごと、ごっそりと、いらない、とまでは言いません、言いませんが、そこなんかよりも以外の序盤とラストの方が6倍ぐらい、良い、と・・・。

というこの皮肉さ(笑)。

監督はどう考えてもグラフィック(CG、3D)の人です。当たり前ですけど、だからこそ『トロン』の続編にディズニーからお声が掛かかった、と思われます。

だけど、この監督、CG関係ねー!!!

関係ねーってことないけど、結果、関係ねー。

この『トロン: レガシー』も、『オブリビオン』(2013年)も、昨日書いた『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017年)も、どれも、CGや3D表現がダメってことはないけど、一番バランスが良いのは、以前ここでも書いた『オブリビオン』でしょう。

『トロン: レガシー』におけるCGや3Dは、特に大体どんな感じか、の想像はつくし、して、想像通りでした。し、そこ以外が良い、んですよ。

あのぉ、何度でも言いますが、元なんて超えられるワケがないんです。元に思い入れのあるカバー曲も同じです。しかも、ファーストの『トロン』のあのビジュアルは、今観ても(ネットで観ても)スゲーな、と感じます。あの、半分はアナログ風な質感、ですよね。何とも言えない、言葉に出来ない良さがあります。「あの映像の驚きを超えてねぇ」、は酷です。超えられるワケがない。無理です。それは、『ブレードランナー2049』(2017年)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督に、「ファースト超えてねぇだろ」を言うこと以上に、酷です。ま、超えてねぇ、けど。だって、この、一応は、一応はですよ、行くところまで行っているCGや3Dの技術の、この先、ってあります?絵で言えば、アクリル絵の具とかさ、パステルとかさ、新しい画材を発明しろ、って言ってるようなもんです。先はあるんでしょうけど、驚き・超える、はまぁ難しいでしょう。

もう一度言います、

無理です。

求めるところ違い、です。

CGに特化して言えば『トロン』の次が『ターミネーター2』(1991年)、と言いたいところなんですがね、僕的には『アビス』(1989年)における、地球外知的生命体が水に成って姿を現すCG、次が『ジュラシック・パーク』(1993年)における恐竜のCG、あれも度肝を抜かれました。また、ちょっとファーストの『トロン』は違いますよね、純粋にCGって感じ、じゃないですから。CGの特徴として、キラキラしている質感、つまり金属や水などにとてもよく合う技術です。その表現にファーストの『トロン』は別に挑んではいません。そこがまた良いんですけど。好きな方には本当に申し訳ないんですけど、『トイ・ストーリー』(1995年)は論外です。気持ち悪くてしゃーない。全然好きじゃないです。良い点、ありますけど、好きではないです。次が『マトリックス』(1999年)かなぁ、でも正直『マトリックス』は、出た作品群と比べると少し弱いです。以降のCGは特には・・・。

このように、な~かなか、なかなかねぇ、、、。時代と共に技術的革新ってのは弱く?薄れて?いきますよねぇ、どーしたって。シンセと同じです。モノからポリに変わる、アナログからデジタルに変わる、以降はねぇ、どんだけ新機種が出ようが、、、。「おいヤマハ、DX7を超えらんねぇな!」って、言わないでしょうよ。それと同じです。

よって、そこについて言うのは、

ナンセンス

だと僕は思います。

お話し、内容、のダメさ?よりも、元がディズニーだからか、あまりにもやってることが子供向け過ぎで、そっちのが気になりました。

例えば、親父が失跡しておじいちゃんおばあちゃんに育てられているサム、の表現です。おばあちゃんが「ご飯よ」、なんつってなだめようとすると、

「ほっといてよ!!!」

かなんか言って、おぼんを手で払いのける、とか。あまりにもベタ過ぎてちょっと笑っちゃいました。2010年の映画ですよ。10年前なんて僕からしたら先週ですから、ほとんど。






CGや3D以外の話をします。

親父が失跡して20年、大人になったサムの現在、がどんな風か、を示す冒頭の約10分ぐらいですか?15分ぐらいですかね、そこでサムの住むガレージ風の家、ってかガレージです、そこ、最っ高!!!

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こっちは真裏。シャッター側です。裏からバイクでサムは帰宅します。




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中です。最高、この家に僕も住みたい。と観てる人に思わせることが出来ればもう、勝ち・成功です。




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度正面に見える、誰もが素晴らしいと感じるかはわからないけど僕は素晴らしいと感じる素晴らしい景色。一緒にいる右のおじさんは親父のダチのアラン。




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窓側から、の引きです。




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親父がかつてやってたゲーセン「FLYNN'S」。廃業してますが、そこにバイクでやって来るサム。




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ブレーカーをオンにすると、『Separate Ways/Journey』(1983年)がかかります。なついな!!!なかなかな選曲です。意味的にも。高1の時にやってたバンドでコピーしたわぁ・・・。ここから「グリッド」内へ。。。




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親父が「グリッド」内で助けて知り合った、イケギャルのクオラ(オリヴィア・ワイルド)です。




で、「グリッド」内ぜ~んぶ省略、

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いろいろあって現実世界に戻って来ました。クオラをニケツ、バイクで帰宅します。これから2人は一緒に暮らしていくんだろうなぁ、が示唆されます。クオラは新生物?新デジタル生命体ISO(アイソー)、です。人間じゃございません。多分、「イケ女と良いなぁ」って思う観客(俺か?)に対する言い訳、的な。




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劇中、クオラに話すんです、現実世界の日の出は言葉に出来ないぐらい綺麗だ、っつって。で、出た!!!木漏れ日!!!




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日の出!!!まぁCGの絵ばっか見せられてたから作り手の狙った対比にまんまとやられた感じですけど(笑)。




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この絵で暗転、終了~。




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「グリッド」内、いきなりゲームのプレイヤーにさせられて戦うハメになるサム、最初の相手は「No.11番」、「君のフィギュア持ってる」、なんつってですがね、澤穂希にしか見えない。ん?この絵だけ比率が違いますね、何で?ゲーム内のシーンだけ変えた?もしくは僕がこのパソにまだ慣れてないからどこかいじっちゃったかな・・・。





しかし、ジェフ・ブリッジスはもう監督おかかえの役者ですねぇ。コシンスキー組、ですね。都合、出演作は8本観てます。僕ん中では大分観てる方になります。しかし、あん~まり印象には残らないですねぇ。。。一番好きなのは『フィアレス』(1993年)です。『オンリー・ザ・ブレイブ』では、かなり体の全体がデッカくなってて、ジェニファー・コネリーとのキスシーンなんて、頭の大きさの違いにドン引きでした。
う~ん、、、80点





2020 09/06 16:00 ミラクル沼尾






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